旅、日常生活、人生。Kaiのブログ

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東京の大学生。現在休学中。中3のときに18きっぷで東京から広島まで行ったのをきっかけに旅の面白さを知ることができました。旅だけでなく、自分の人生や日常を客観的に見たくブログを書いています。好きなバンドはandymori。

"I'm not Japanese, I'm Okinawan" 沖縄フェスティバルで学んだこと

こんにちは!かいです

まだ沖縄一人旅の記事をすべて書ききれていませんが💦

先にどうしても書きたいことがあるので、この記事にまとめます。

この週末、ハワイで36回目沖縄フェスティバルが開催されました。

 

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「うちなーんちゅアロハ」

この響きがとてもいい!

まあ僕はうちなーんちゅでもなければハワイアンでもないんですけどね😧笑

 

ちなみにハワイと沖縄には様々な共通点があって、例を挙げると

①人口が140万人

②もともと王国があったが他国(沖縄は日本、ハワイはアメリカ)に併合された歴史

③人の雰囲気(笑)どちらも本当にいい!

などです!!

他にはやっぱり、昔は沖縄からもハワイにたくさん移民がきたということですね。

これが今回の本題になります。(また後ほど…)

 

まあ要はこのフェスティバルにきて沖縄の食べ物や文化に触れてもっと沖縄を知ろう!!みたいなものです。

 

ぼくは沖縄大好きなので!!もちろんいきましたよ👍

 

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首里城の大きな壁紙をバックにエイサーなどを披露していました!

 

食べ物ブースにはサーターアンダギー、沖縄そば、ゴーヤーチャンプル、etc, などがありました!!

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沖縄そば $8(約800円)

お高めですがおいしい!!

さあー沖縄の食べ物も食べられたしエイサーのパフォーマンスとかも見れたし満喫!!沖縄いきたくなった!さあ帰ろっかー

 

で終わると思ってました。が、

 

ここからが本題です。笑

 

二階に沖縄の文化や言語、歴史についての展示物がたくさんあるブースがあり、

そこには沖縄の言葉についてやもともと島それぞれが独自の文化をもっていたこと、日本が琉球処分をおこないそれによってどう沖縄が変化して行ったのか等、様々な説明が細かく書いてありました。

 

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沖縄の言葉「うちなーぐち」の便利なフレーズ集

 

やはり沖縄もハワイどちらも他国に自分たちの文化や言語を潰されてきたという歴史も共通していることから多くの人がこのブースに関心を抱いていました。

 

僕も感心しながら資料などを読んでいると、そこにいた「沖縄系アメリカ人」のおばさんに話しかけられました。

 

最初は沖縄好きなんだよ〜とかまえ沖縄に一人ででいったんだ〜とか普通の話をしていましたが、そのおばさんが興味深い話を始めました。

 

"I'm not Japanese, I'm Okinawan."

「私は日本人じゃない、私は沖縄人だ」というんです。

 

ハワイに住んで2年になりますが、どうもこっちの人は日本と沖縄を区別したがるんです。

例えば、

日系人は自分は日系だと言いますが、

シマブクロとかミヤシロとか、沖縄の名字の人たちは自分はオキナワンだというんです。

 

このことについて気になっていたのでいい機会だと思い聞いてみました。

 

結論からいうとハワイの沖縄系アメリカ人は沖縄の人たちより自分のアイデンティティーに強い誇りを持っていると感じました。

 

彼女はオフィスにお気に入りの沖縄の民芸品や置物を置いているといいます。

ある日、同僚のアメリカ人にそれについていわれたのですが、その言い方に不満を持ったといいます。

 

「あら、その日本の置物かわいいわね!」

彼女はそれを言われて無意識に頭の中で「これは日本じゃなくて沖縄のものだ!」と考えたそうです。その時はめんどくさくて「でしょ〜」と返したそうなんですが。

 

例えばの話ですが、日本人が沖縄のものを海外に持って行って外国の知り合いや友達にプレゼントしたとしましょう。

「ありがとう!これ、日本のもの?」ときかれても大半の日本人は、

そう!沖縄の◯◯だよ。」という風に、

 

沖縄は日本であるという前提で説明することになります。

 

しかし、これが彼女ら「オキナワン」からしたら「全くもって違う!」ということになります。

 

僕はどちらが良くてどちらが悪いのかなんていうことを言いたいわけではありません。ただ、彼女らの心の中にはこの確固たるオキナワンとしての誇りがあるわけです。

 

彼女は、彼女のルーツがある沖縄の大切な文化や言語が消えるようなことはあってはならないと考えています。そういう意味でも数年前から「うちなーぐち」を勉強し始めたそうです。

 

ある程度覚えて、少し前に沖縄に旅行に行った際に現地の子供達と交流する機会があったといいます。彼らに頑張って勉強したうちなーぐちを使ってみましたが何一つ理解できてないことにとてもショックを受けたといいます。この話を聞いた時にの僕はとても不思議な気持ちになりました。

 

「自分のルーツがあるというだけで彼女の人生と直接的な繋がりのない太平洋の逆側にある沖縄に強い関心を抱いている」

 

これがどれだけ意味のあることなのか。とても考えさせられることだと思います。

 

僕はただなんちゃって沖縄を満喫して帰るつもりでしたが、沖縄を全く違う視点から見てみる機会をもらえたことにすごく感謝しています。

 

世界は広くて狭い。

 

次からまた与那国の続き書き始めます👍

ではまた!